【注目銘柄】ＦＰＧはＪＱ上場廃止も実質増配確定で安値水準から反発

　　ＦＰＧ <7148> （ＪＱＳ・東２）は７日、２０円高の５８５円と反発し、１１月２２日につけた株式分割権利落ち後安値５５０円から底上げした。６日大引け後に大阪証券取引所ＪＡＳＤＡＱ（スタンダード）からの上場廃止申請と前９月期配当の実質増配確定を発表、下げ過ぎ訂正買いが再燃した。

　　同社の前期配当は、前期業績の開示時に１０月の株式分割発表時予想の６２・５円から７０円（前々期実績１２５円）へ引き上げられ、１対２の株式分割勘案で実質７．５円の増配を公表、前日６日に開催して取締役会で１２月２２日予定の定時株主総会に付議されることが決議された。

　　一方、東証２部上場は、９月２６日に承認され、１０月３日からＪＱと東証２部で重複売買されてきた。上場廃止は、重複上場による管理業務・コスト削減を図ることを目的に申請され、所定の手続きを経て、整理銘柄に指定された日から１カ月後に上場廃止となる。

　　株価は、１０月２７日の分割落ち後高値７６０円から同安値まで調整、ＰＥＲは６倍台、ＰＢＲは０．７倍と割り負けている。底上げ展開が続こう。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）

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