パナソニックのロボット「エボルタくん」、トライアスロン230kmを完走

2011年11月2日 11:20

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ランする「エボルタくん」(写真:パナソニック)

ランする「エボルタくん」(写真:パナソニック)[写真拡大]

  • スイムする「エボルタくん」(写真:パナソニック)
  • バイクする「エボルタくん」(写真:パナソニック)
  • パナソニックのロボット「エボルタくん」、トライアスロン230kmを完走(写真:パナソニック)

 パナソニックの充電式電池「EVOLTA(エボルタ)」で動くロボット「エボルタくん」が、ハワイでトライアスロンに挑戦し、ハワイ時間2011年10月30日午前10時56分(日本時間10月31日午前5時56分)に、約230kmを完走し、ゴールした。

 このチャレンジの様子は、USTREAMで生中継され、ダイジェスト映像がYouTubeで随時公開されている。「ハワイ独特の道路状況や海風にも負けず走り続けたエボルタくんの勇姿をぜひご覧ください。時々起こるハプニングやメンテナンスの様子も必見です!」と同社はコメントしている。

 「エボルタくん」が完走したコースは、総距離約230kmの「ハワイ島 アイアンマン トライアスロンコース」。同コースは、世界中の予選に勝ち残った選手のみが参加可能なコースで、アイアンマンコースの中でも大変過酷なものとして有名。

 今回、「スイム・ロボット」・「バイク・ロボット」・「ラン・ロボット」の各ロボットが、充電式エボルタ単3形×3本を使い、同コースの各種目に挑んだ。1週間(168時間)以内でのゴールを目標に走り続け、総距離約230km走破を、見事目標時間の168時間を切る166時間56分で成し遂げた。

 「エボルタくん」の開発者である、ロボットクリエイターの高橋智隆氏は、「ゴールできてとてもうれしい。ハワイの人々の声援や、クルー一人ひとりに感謝したい。昨今、電池や様々なデバイスの技術的進歩のおかげで、ロボット開発も急速な進化をしている。そして、パナソニックEVOLTAの今回のチャレンジは、ロボット業界の歴史にまた新たなページを拓いたに違いない」とコメントしている。

 エボルタワールドチャレンジ第4弾「トライアスロン in ハワイ」チャレンジ結果(ハワイ時間)は、以下のとおり。

スイム3.8km:10月23日正午スタート → 10月23日午後5時36分ゴール
バイク180.2km:10月27日午後7時18分ゴール
ラン42.2km:10月30日午前10時56分ゴール
約230kmを166時間56分で完走

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