王将フードは反落も類似企業IPO接近で比較余地

2011年6月6日 17:59

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  王将フードサービス <9936> は6日、20円安の1920円と反落した。3月23日以来中断していた今年のIPO(新規株式公開)が、6月9日に再開され、同社と類似企業のイートアンド <2882> が、6月24日に新規上場される予定にあり、同社からの乗り替え懸念もあって売り買いが交錯しているが、下値には下げ過ぎ訂正買いも引き続き入っている。

  イートアンドは、大衆中華料理業態「大阪王将」など343店舗を展開する外食産業で、王将フードが展開する低価格中華料理店「餃子の王将」とライバル関係にある。

  想定発行価格2860円は、王将フードの株価より約1000円上サヤにあり、想定価格のPERは8倍台と王将フードの7倍台を上回っており、上場時の動向次第では比較感が働くとの思惑につながっている。

  王将フードの株価は、長期連続して店舗売上が前年同月比プラスとなったブームが、昨年6月以降に一巡し、前3月期業績の下方修正や、今期業績の連続減益予想などから人気が鈍化した。東日本大震災発生では年初来安値1691円まで下げ、震災前の株価水準目前の1900円台まで底上げもみ合いを続けている。IPO人気次第で一段の底上げも見込まれる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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