【銘柄診断】スタートトゥデイは急反落も株式分割の権利取りに再考余地

2011年1月21日 18:20

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

★1月28日に(3Q)決算発表を予定、業績面からのフォローも期待

  スタートトゥデイ <3092> は20日、1万7500円安の34万2000円と3日ぶりに急反落した。全般相場の続落で利益確定売りが拡大しており、同社株も今年1月12日に昨年来高値37万9000円まで買い進まれたあとだけに反動も厳しくなっている。

  ただ、株式分割の権利付き最終日が1月26日に迫っているだけに、下値での権利取りに再考余地がありそうだ。

  1月28日には今3月期第3四半期(3Q)決算の発表も予定しており、業績面からのフォローも期待できそうだ。

  株式分割は、1月31日を基準日に1株を300株に分割するが、その目的は株式流動性の向上、投資家層の拡大とともに、売買単位を100株とすることも兼ねており、分割と単元株式数制度の採用で、投資単位は実質的に3分の1となるだけに、分割落ち後に一段の市場性向上が見込まれている。

  一方、同社の今期業績は、ファッションECサイト「ZOZOTOWN」の昨年9月末の会員数が、前年同月比20%増の244万2000人、アクティブ会員数が同21%増の97万3000人と拡大し、ショップの出店数増、テレビコマーシャルなどの積極的な広告宣伝も加わり好調に推移。

  通期純利益は、25億8000万円(前期比38%増)と連続の過去最高が予想されている。昨年10月にはヤフー <4689> と業務提携した効果などから上ぶれ観測も強く、26日の決算発表が注目される。下値は、権利取り好機とも位置付けられる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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