【注目の決算発表銘柄の動き】三菱UFJは3月通期純益上方修正で反発

2010年11月16日 10:47

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東1)は、5円高の396円まで上げて3営業日ぶりに反発し、11月1日につけた上場来安値364円から底上げしている。

三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東1)は、5円高の396円まで上げて3営業日ぶりに反発し、11月1日につけた上場来安値364円から底上げしている。[写真拡大]

■市場予想を上回り反発

  三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> は、5円高の396円まで上げて3営業日ぶりに反発し、11月1日につけた上場来安値364円から底上げしている。

  前日15日大引け後に今3月期第2四半期(2Q)累計決算とともに、3月通期純利益の上方修正を発表、市場コンセンサスを上回ったことが下げ過ぎ訂正買いを再燃させている。

  3月通期純利益は、期初に4000億円を業績目標としていたが、5000億円(前期比28%増)と増益率を伸ばし、市場コンセンサスを約300億円上回る。2Q業績が、売り上げが前年同期比9%減と続落したが、経常利益が2.3倍、純利益が2.5倍と大きく続伸し、金利低下による債券価格上昇でディーリング益が好調に推移したことや与信コスト低下などを踏まえて上方修正をした。

  株価は、昨年12月払い込みの1兆円の公募増資(発行価格428円)がボディブローとなり、欧州金融危機や持ち合い解消売り懸念なども重なって最安値まで売られた。自己資本規制の適用区分の変更観測なども根強く、まず発行価格奪回を目指して底上げが続こう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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