アイフルは業績急好転評価も、目先人気は沸騰局面入りの様相強い

2010年11月12日 11:54

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  アイフル <8515> が一気の反転相場に突入してきた。貸金業法の完全施行に備え優良顧客への低金利商品の積極販売や与信厳格化などを実施する一方、貸付金利息及び、償却債権回収額が予想を上回った結果、今3月期9月中間決算で営業利益が当初見込みの5億80万円を大きく凌駕する52億300万円(前年同期は2591億円の損失)で着地、見直し買いが急速に膨らんできた。

  ただ、今後の見通しが不透明として、期初に発表した通期見通しを撤回するなど、まだ業績再建の本格評価には至らない。株価は11月2日安値41円から11日には90円まで2.2倍の急騰を見せ、信用買い残も9月24日申し込み現在の743万株が11月5日申し込み現在では1358万株まで急増するなど、目先人気は過熱ゾーンに入ってきた。本日12日は85円前後の動きとなっている。

  当面は利食い売りが先行するのは避けられず、これを吸収する買いが入ってくるかどうかが最大のキーポイントになる。その分、値動きも荒くなりそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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