視点が来期へ移るのを待つだけ!新日鉄は今期後半の足踏みは織り込む

2010年9月29日 13:29

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■ポイントは視点が来期へ移るのを待つだけ

  新日本製鐵 <5401> は、出直り模索の足取りを見せている。今3月期第1四半期は経常利益619億円(前年同期は567億円の損失)とすこぶる好調な決算となった。

  国内の製造業向けの販売増や中国を中心としたアジア向け輸出が好調に推移したことが要因。ただ、後半にかけては中国の鋼材市況が軟化することが予想され、収益の伸びもダウンが予想され、それが株価に投影されている。

  同社は自動車に多く使用されている高級鋼材で世界トップクラスの技術を持つ。自動車生産は新興国を中心に増加が見込まれており、今後も需要の増加が期待できる。さらに環境対策による燃費向上のためにも、高強度軽量化が進む高級鋼材の需要は根強く高級鋼材での同社の技術優位が今後も続く見通しだ。

■中期的では買い場

  従って今3月期は経常利益2650億円(前期118億3300万円)の大幅増益となる業績は来期3680億円へさらに続伸する見込み。今期後半の足踏みは株価に織り込まれたと見てよく、ポイントは視点が来期へ移るのを待つだけ。中期的には買い場にある。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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