全日空は業績増額織り込みは、まだまだ未了!アジア関連としても注目

2010年9月29日 12:44

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■ここからの押し目は前向きに

  全日本空輸 <9202> は、上昇一服場面だが、ここからの押し目は前向きに拾っていきたい。景気回復による旅客需要増加、ビジネス需要増加や景気回復による単価改善、羽田空港の発着枠拡大、日本航空からの転移などを背景に業績が回復していることが人気化の背景。

  今3月期第1四半期は営業利益29億円を確保したが、四半期ベースの推移を見ると前期第1四半期に141億円の黒字を計上して以来、4四半期ぶりの黒字である。こうした同社を取り巻く好環境を捕らえ外資系証券では目標株価を350円から375円に引き上げそれがまた見直し人気を加速した。

  今期後半にかけては日本航空の国内線供給量が前年比2割削減される予定で、後半にかけても業績好調が引き継がれる見通しだ。今回の上昇相場ではある程度は業績増額が織り込まれたニュアンスもあるが、9月中間決算発表に向け会社側の正式な見通しが明らかにされ、それが市場の予想を上回るようだと再び買い人気復活の場面も予想される。

  なお、2011年1月以降、成田空港からはジャカルタ線(再開)、マニラ線(新規)を開設するなど、同社はアジア地域に強みを持ち、経済成長が続くアジアの需要取り込みを図れることも注目点。アジア関連の視点からも見直せる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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